■背景■
本日の相談者:亀井さん(仮名)は、
昨今のガソリン価格高騰により、物価が再上昇するのではないかと、
心配しています。
確かに、08年末には、レギュラーで100円/L前後だった価格が、
6月に入ってから、120円前後/Lまで上昇しています。
原油価格の上昇により、ガソリン代が高騰し、
家計に直接的な負担を強いている訳ですが、
ガス・電気代等の光熱費の上昇等、間接的に家計への負担が増えてきます。
亀井さんは、『個人が出来る節約程度では、家計の負担増を補えない』
という点を危惧しています。
■アドバイス■
『節約する』ことは、
二酸化炭素の削減等、地球環境にも貢献できるので、
大変、素晴らしい行いだと思います。
ただし、物価高に対する家計防衛策としては、完全ではありません。
ちょっと話がそれますが、
全ての人々が、原油価格の高騰を悲観していないことをご存知でしょうか?
- 産油国では、売却益を増やしています。
- 原油相場への投資家は、含み益を増やしています。
話を元に戻すと、原油の消費者として、
家計防衛をするためには、節約して消費量を減らす事が対策となりますが、
原油の生産者・投資家になれれば、
原油高により家計に利益をもたらせると思いませんか?
原油の生産者になることは不可能ですが、
原油相場への投資ならば、個人でも可能なんです。
『原油相場への投資』を行うには・・・
ネット証券の登場により、
大学生でも株式投資を気軽に行える時代になったので、
株式相場への投資方法は、一般庶民へも浸透しました。
しかし、原油等、商品先物相場への投資方法は、浸透していません。
何故なら、商品先物市場は、レバレッジの原理により、
実際の投資額以上に、売買が行えるので、
株式以上に、ハイリスク(=ハイリターン)な投資対象であるからです。
(例)銘柄:東京ガソリン 取引単位:50kl
総代金:55,330円(11/9終値)×50kl=2,766,500円
証拠金:120,000円
レバレッジ:2,766,500円÷120,000円=23倍
※銘柄により、レバレッジ比は異なります。
ですので、個々人が、商品先物相場を通して原油相場に投資を行い、
利益を目論むのは、適当ではありません。
原油相場の変動により、
月次の給与所得以上に利益を出せる(ハイリターン)こともありますし、
給与所得を上回る損失を出す(ハイリスク)恐れもあります。
そこで、朗報です。
ハイリスク(=ハイリターン)な投資対象である商品先物を、
株式と同じように取引できるよう、大阪証券取引所が制度を設けました。
これにより、証券会社に口座を保有していれば、
株式を買うのと同じように、原油相場へ投資を行えます。
レバレッジもありませんので、
個々人の資産に見合った投資額で安定した投資となるはずです。
ですから、原油相場が上昇して、
ガソリンやガス・電気代の負担が増えてきたら、
節約と同時に、原油相場へ投資を行えば、
支出を減らすのと同意に、収入を増やせる事になります。
※どのタイミングで原油相場へ投資し、何時、利益を確定するかについては、
※月単位で原油相場を確認しながら、長期的な視点で決定すべきです。
<参考情報>
大証が原油先物ETFを上場へ
大阪証券取引所は19日、先物取引で運用する上場投資信託(ETF)を上場できる制度を7月に導入すると発表した。第1弾として、原油先物に連動したETFを上場させる。
運用会社が商品開発し、大証の審査を通って、投資家が売買できるようになるのは8月になる見込み。原油先物に連動したETFは国内で初めて。
<産経ニュースより>